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シニアツアー お知らせ

【ノジマチャンピオン杯/1R】シニア3戦目のルーキー山下和宏が2位発進『自分のゴルフに向き合う』に気付かされたこと

2024年04月19日
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 第1ラウンドを5バーディー・ノーボギーの66でフィニッシュし「95点の出来です」と笑顔を見せたのが山下和宏(50)だ。インスタートの山下は、前半で1つスコアをのばし、後半に入ると1番、3番と1メートルに着けてバーディーを重ね、5番パー5でさらにバーディーとギアを上げた。「グリーンを外すと難易度が上がるので、とにかくグリーンを狙ったマネジメントに徹しました」と集中力を切らさないように心がけた。最終9番では5メートルのパッティングラインを読み切って、バーディーフィニッシュ。名門コースでノーボギーゲームを達成し、ようやく穏やかな表情になった。

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 山下が49歳の時に挑戦した「2023年シニア最終予選会」では8位という好成績を収めているのだが、誕生日が11月5日ということあり、50歳を迎えたタイミングで参加できる試合は2試合のみということを承知の上で予選会に挑戦したのだった。 

 誕生日後11月のデビュー戦「すまい―だカップシニア」は64位。続くシニア最終戦の「いわさき白露シニア」では37位と期待外れの成績で終わった。地元関西の先輩プロである奥田靖己に「シニアツアーは甘くみていると舐められるよ」と愛のムチをもらって目が覚めた。確かにシニアルーキーとして参加した試合は地に足がついていなかった。「自分なりに準備は整えてきたつもりでした。ただ楽しそうな雰囲気に自分はやれるんじゃないかって思っていたのが裏目に出てしまったんですね」と猛省した。

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 昨シーズンのシニア2戦を終え、山下はオフシーズンに気持ちを入れ替えた。「自分のゴルフとしっかり向き合うこと」がテーマ。これまでの取り組みとは180度転換して「シニアツアー向け」のゴルフを意識した。それは昨年シニアデビューを通じて得られた悔しさと、自発的にやろうというワクワク感で胸が満たされていた。 

 今年3月に挑戦した2度目となる最終予選会は19位。出場優先順位としては比較的上位ということもあるが、必ずしも確約された順位とは言えないだけに、ステータスには不安も募る。だからこそ今年の目標は「シードを獲ることです。自分のベストを尽くすこと。本当に一生懸命のプレーが求められている」と山下は口元を引き締める。

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 山下にとっては初めて訪れた名門・箱根カントリー倶楽部。所属コースのザ・サイプレスゴルフクラブは兵庫にあるが、コース所属のプロとしては、コース手入れの美しさにただ感動することばかりだという。「全景からしても外国のコースみたいで本当に美しいです。コースの作り、魅せ方、例えばティーインググランドとフェアウェイの境にある切り込みとか見ていても技術が素晴らしい。そういう意味でも、特に高いクオリティーを感じていますし、箱根でプレーさせていただける喜びを味わっています。難グリーンと言われていますが、僕にとっては見たままの感覚でゲームが進行できることも楽しい理由。明日の最終日も、今日の感覚でプレーできたら」。


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シニアツアー参戦は3試合だが、山下にとってはされど3試合。自分で最高の結果をつかみ取りにいくチャンスが目前にやってきた。