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日本プロ

【7/29 3R】大会初の快挙へ! 予選会通過の上井邦浩が首位と1打差で最終日へ

2023年07月29日

 3日目を7バーディ・2ボギーの67でプレーした上井邦浩が、通算9アンダーで単独2位。2021年の「セガサミーカップ」以来となる最終組で最終日を迎える。スタートホールからいきなりの3連続バーディ。好調に滑り出した上井だが、意外にも前半はショットがしっくりきていなかったという。「7メートルくらいの長いパットが入って、流れを悪くせずに済みました。パターがカバーしてくれました」。

 後半に入ると10番、12番でバーディ。13番をボギーとしたが、14番、15番で連続バーディを奪って、一時はトップタイに立った。「途中でリーダ―ボードは見ましたが、順位はあまり意識せずにプレーしました。ショットが良くなかったので、スイングに意識を持っていけたことが良かったのかも」とバックナインを振り返る。最終ホールでは師匠の芹澤信雄がグリーンサイドで見守り、ホールアウトした上井とガッチリ握手。この日、7つのバーディを奪った愛弟子を称えた。

 昨年の秋に左母指球腱鞘炎で欠場。今シーズンの前半は、特別保証制度による資格で4試合に出場したが、既定の獲得賞金額に満たず、出場機会が限られることになった。今回の「日本プロゴルフ選手権」は、予選会で権利を勝ち取って参戦した。「最近は調子があまり良くなく、(今大会は)自分自身に期待していませんでした」と上井。“嬉しい誤算”があったのは、コースが難しい分、「丁寧にゴルフをしていた」という理由もあるようだ。

 今週は、同門の兄弟子・藤田寛之のキャディを長年務めた梅原敦さんとタッグを組んで北海道に乗り込んだのもプラス要素だ。「2人で相談しながらマネジメントしています。梅原さんとの会話でリラックスしています」。最終日は、単独トップの22歳・平田憲聖、3位の25歳・金谷拓実と最終組でプレーする。「勢いのある若手2人と同じ組。彼らのプレーを見て勉強することはあると思う。でも、僕は僕のゴルフをするだけ」。

 過去を振り返れば「日本プロゴルフ選手権」で、予選会を突破して優勝した選手はいない(予選会開催は2000年から)。また、プロ19年目の上井にとっては、初優勝がかかった大一番となる。ツアー未勝利の40歳が、悲願の優勝に向け静かに闘志を燃やす。