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ジュニアリーグ

PGAジュニアリーグ・西日本地区決勝大会

2023年10月17日

「2023PGAジュニアリーグ・西日本決勝大会」が9月24日、兵庫県にある三木ゴルフ倶楽部で開催され、中部地区を勝ち抜いてきた「Zasso」と今年新たに新リーグが発足した中四国地区代表の「HIROSHIMA」が対戦。どのマッチも最後までハイレベルな戦いが展開されたが、中部ディビジョン代表の「Zasso」が8ポイント対1ポイントと大差をつけて西日本チャンピオンの座に輝いた。

中部代表 Zasso

中四国代表 TEAM HIROSHIMA

 優勝チームの中部代表Zassoは、昨年大阪ディビジョンに敗退を期していたため、リベンジを果たすことができた。監督の渡辺雄太会員は「私自身1度目は異なるチーム(スクワット)、2度目となる昨年はZassoの監督として西日本決勝大会を経験させていただきました。優勝を逃した悔しさもあり、今年こそという思いで選手たちは練習を重ねていました」と振り返った。

「チームメンバーは騒がしいし、喧嘩もする(笑い)。個性が強いメンバーがそろっていますが、それもチームとしてはいい味ですし良いバランスです。メンバー同士は小さなことで落ち込まない強い精神力もついてきました」とチームの特徴を上げた。Zassoには、世界ジュニア出場選手2、3名、今年の小学校全国大会優勝選手男女1名ずつ、AbemaTVツアー出場経験者1名と抜群のスキルを誇る。だからこそ、チームとしては負けられないプライドも高かった。

第1組ではホールインワン(40ヤード)を達成した選手も。「58度ウェッジでハーフショット、いいラインが描けたと思ったら入りました。人生では3回目です」とチームの 勝利に貢献した一打でもあった。

渡辺監督は「週6~7日、レッスン活動に追われています。そのなかでこのチーム監督を命じられて、明るい子供たちと過ごすひと時はとても貴重な時間となりました。全日本大会でも、実力を発揮してもらい、日本一のタイトルを奪取してもらえたら最高ですね」と日本一タイトル奪取に期待を込めた。

Zassoチームメンバー

加藤 金次郎(13) / 本村 紅音(13) / 清本 増人(12) / 矢田 賢司(12) / 寺町 美友海(12) / 福井 誠ノ介(11) / 本村 彩歌(11)

 西日本大会2位に終わった中四国地区HIROSHIMAは今年創設された新リーグ。4県4チームで戦い、HIROSHIMAが地区優勝を飾った。実は9月24日の午前中、西日本地区準決勝が北神戸ゴルフ倶楽部で行われ、大阪代表・TN GOLFとの決戦に勝利。HIROSHIMA は北神戸ゴルフ倶楽部から三木ゴルフ倶楽部に移動し、決勝大会に乗り込んできた。スケジュールの都合上、1日2マッチをこなさねばならなかったが、脇田監督は「勝利の波に乗った良い流れだったので、全く心配はしなかったですよ」と振り返ったが「対戦したZassoが我々の実力を上回っていましたね。チームみんなは精一杯戦いました。メンバーの姿には成長も見られ、とても嬉しく思います」と総評した。

 チームキャプテン(1番)のユマはゴルフを初めて3年目。「1人よりも2人で戦った方が喜びも大きかったです。1人よりも2人で戦った方がミスしても挽回ができるので、ほんとうに楽しかった」と充実した笑顔を見せた。13歳という年齢もあり、最初で最後のジュニアリーグ参戦だったが「脇田プロのゴルフが間近で見られたのも嬉しかったですし、今回対決したZassoの日本代表選手と一緒に回れたのも良い思い出になりました」と収穫も大きかったようだ。

HIROSHIMAにはリザーブメンバーがいなかったこともあり、ケガや病気などでメンバーが1人でもかけたら不戦敗という厳しい状況。脇田監督は「選手の家族含めて健康管理などにはとても気を遣っていただき、こうやって決勝まで駒を進めることができました。ゴルフ場やスポンサーのみなさまのご支援をいただき、こうしてシーズンを戦えたことに感謝します。チームが1つになって、力を発揮し、地区でも優勝できたという大きな経験を得られましたし、子どもたちの力は無限です」と1年目のジュニアリーグをこう総評したのだった。

TEAM HIROSHIMA

濱本 悠真(13) / 大塩 莉心(12) / 古谷 一翔(12) / 武廣 きらり(12) / 大塩 茉帆(10) / 武廣 塁駿(9)