9日(月)、プロアマ大会の開催を前日に控え、神戸市内にて懇親会が行われた。
大会特別協賛をしていただいている日清食品ホールディングス株式会社 安藤宏基代表取締役社長・CEOより、大会の開催には、今回の震災被害を受けた地域の方々を憂慮されており、大会企画である「 バーディforニッポン」と称した活動を、このプロアマでも展開することとした。「プロアマ大会は大いに楽しんでバーディを多く取ってください。1バーディにつき100食のカップヌードルが寄付されるバーディforニッポンに生かされます。昨年大会のバーディ数は903個でした。現在被災されているといわれる約12万人の方々全員に、このカップヌードルが行き渡るよう、プロ達には1200個以上のバーディを出してほしい。いい成績で寄付ができることを望んでいます」と、大会を通じて東北地方の支援をしていると伝えた。今回の日本プロ日清カップは神戸からも地の利の良い場所にあり、大会期間中はギャラリーの方々を初め、トーナメントに参加する全員で盛り上がることも期待している。またPGA松井会長は、プロゴルファーとして何かしなければという思いと、ゴルフを通じて震災の復興支援をしていこうという取り組みとして、日本プロ日清カップの会場で、グリーンティーチャリティを行いたいと熱意を語った。
懇親会の壇上に上がった選手は、ディフェンディングチャンピオン谷口徹、倉本昌弘、藤田寛之、宮本勝昌、石川遼、そして日清食品所属のホストプロ池田勇太の6名。宮本は「私が勝った4勝の日本タイトルのコースは毎年同じコースで開催されている大会。この日本プロはコースが毎回違うので、コースセッティングも難しいので実力が試されますよね。今年もワンストロークの中に、選手が少なくなっていく展開になるかと思っています」。そんな中で石川にとっての日本プロ日清カップはハードルの高い大会のひとつ。「出場した3試合すべてで予選落ちしています。実力が証明されるトーナメントです。今年はタフなセッティングの中で上位で戦いたい。ラウンドがここの出場選手の中でも経験少ない方で、この名門といわれるゴルフ場でプレーできることは素晴らしい経験」だと語る。一方で、「優勝優勝という、勝ちたいという気持ちだけで勝てるのではないので、のんびりという気持ちも必要と思っています。それでも思い入れの強い大会なので、頑張ります」とホストプロ池田は大会への思いを伝えた。
歴史あるメジャートーナメントが日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯となった2回目、ついに舞台と役者がここ小野東洋に集結する。
 松井功会長によるあいさつ
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 2010チャンピオン谷口徹
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 PGA専門指導員による本格的な レッスン会も開かれた |
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