今大会の見どころ

長い歴史の中で初めての沖縄開催!
第75回日本プロゴルフ選手権大会


日本プロゴルフ選手権大会の歴史
日本で最も歴史のあるトーナメント、日本プロゴルフ選手権大会の第1回大会は、1926年に東西トッププロ6人が参加して開催されました。初代王者の座に輝いたのは、宮本留吉プロ。日本のプロ第1号選手である福井覚治プロとのプレーオフでの師弟対決で、師匠である福井プロを制しての勝利でした。
  第2次世界大戦のため大会は、1942年を最後に1948年まで、やむなく中断されましたが、1949年の復活第1戦では、林由郎プロが優勝しています。「寅さん」の愛称で親しまれた中村寅吉プロが、初めて優勝カップにその名を刻んだのは、1957年。中村寅吉プロはその後、3連覇を達成しています。
  もうひとり3連覇を成し遂げた選手が、1938年から1940年にかけて連続優勝を果たし、鬼才トイチと呼ばれた戸田藤一郎プロ。中村プロ、戸田プロともマッチプレー競技での3連覇でしたが、ストロークプレーでの3連覇を達成した選手はまだ一人もいません。日本プロは、マッチプレー、ストロークプレーと繰り返し競技方法が変更されてきましたが、1961年の第29回大会以降は現在まで、ストロークプレーで競技が行なわれています。日本一のプロを決めるトーナメントで、3連覇を達成することが、いかに難しいことかを記録が如実に証明していると言えるでしょう。

近藤智弘が初優勝で日本プロを制した昨年大会
  昨年、岐阜県揖斐郡の谷汲カントリークラブで開催された第74回大会は、この3連覇という偉業が達成されるかと、大きな注目を集めた大会となりました。2004年、2005年と日本プロの2連覇を達成し、3連覇に王手をかけた韓国のS・K・ホプロに期待がかかりましたが、結果は、初日80、2日目71と大きく出遅れ、残念ながら予選落ち。やはりストロークプレーでの初の3連覇がプレッシャーとして重くのしかかったのでしょうか。
  昨年の日本プロの勝者は、最終日、首位に4打差3位タイでスタートした28歳の近藤智弘プロが、5バーディー、2ボギーの3アンダー、69。51歳のベテラン、友利勝良プロと通算10アンダー、278で並び、プレーオフへ。プレーオフ1ホール目に友利プロがパーパットを外して決着がつき、近藤プロはプロ7年目での初優勝をメジャー制覇で見事に飾り、5年のシード権も獲得しました。前日、3打差単独トップで日本プロ初優勝をめざした谷口徹プロは、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを落とし、通算9アンダー、279で片山晋呉プロとともに3位タイという結果に終わりました。
日本初の芝を誰が制するのか
  今回の75回大会の見どころはどこにあるのでしょうか。そのキーワードは芝にあります。『喜瀬カントリークラブ』のグリーン、フェアウェイなどの芝は、日本のゴルフ場では初めて採用された「シーショアパスパラム」という特別な芝。亜熱帯気候の沖縄に最も適した芝で、塩害などにも強く、ハワイのゴルフ場などでも見られる種類です。下り斜面の転がりが早いなど、独特の特徴を持つこの「シーショアパスラム」を、どう出場選手たちが攻略するかが楽しみなところです。エメラルドグリーンの海が一望できる9番のティーグラウンドからの壮大な眺望。また、選手たちの決断と勇気が試されることになる14番ホール(186ヤード、PAR3)のアイランドグリーン等々。コースセッティングの妙はギャラリーをも虜にすることでしょう。
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