皆さま、新年あけましておめでとうございます。  昨年も新型コロナウイルス感染症対策に追われた年でしたが、日本プロゴルフ協会(PGA)最大のイベントである日本プロゴルフ選手権大会は、ガイドラインに基づいて感染対策を徹底した上で、静岡県のグランフィールズカントリークラブにおいて有観客で実施することができました。シニアツアーに関しては全試合、有観客での実施となり、14試合を開催することができました。

 PGAの基幹事業の一つの柱であるプロゴルファーの資格認証事業につきましては、昨年度はPGA資格認定プロテストもティーチングプロ資格認定講習会も、予定どおり実施することができましたし、社会貢献事業についてもコロナ禍前の実施水準に、かなり戻ってきたと感じています。




 新型コロナの感染状況は一昨年に比べれば落ち着きを見せていますが、いまだ多くの感染者が報告されており、いましばらくはコロナと共存せざるをえない状況が続きます。このコロナ禍の中でも、他のスポーツに先駆ける形でゴルフ場やゴルフ練習場での利用者状況が回復し、われわれ会員の主な職域であるレッスンや物販での状況も改善されてきています。




 ポストコロナという点では、ゴルフは三密を避けられる等の優位性から他のスポーツに先駆けて需要が回復しましたが、今後、ゴルフ以外のスポーツ需要が回復することからスポーツ需要が分散してゴルフマーケットへのマイナスの影響が出ることを想定しておかなくてはいけないと考えています。ただ、ゴルフに限らないのですが、スポーツの持つ健康やメンタルヘルスへの優位性が積極的に取り上げられ、WHOなども運動習慣の定着を呼び掛けています。この点で、ゴルフは他のスポーツより優位な点を多く持っています。新型コロナ下で高まっている健康やウェルネスへの関心がさらに深まることでゴルフはさらに発展すると考えています。




 昨年、国内男子ツアーにおいては蟬川泰果選手が95年ぶりにアマチュアとして日本オープンに優勝、また、ツアー優勝者の多くが20歳台の選手であり、若手の台頭によって選手の世代交代が加速したと感じる年であったと思います。若手の活躍によりプロゴルフ界のさらなる活性化を期待しています。




 トーナメントの活性もさることながら、我々PGAは公益社団法人として、初心者育成からトップアスリート養成までをつないだ計画的な振興策を実施し、ゴルフ人口を底上げする底辺拡大が役割であると考えております。この役割を踏まえ、社会貢献事業、ゴルフの正しい普及事業を、これまで以上に推進してまいりたいと思っております。



謹賀新年
 最後になりましたが、昨年、PGA会長という大役を仰せつかり、あっという間に10ヶ月が過ぎてしまいました。残り1年2ヶ月という短い時間の中で、どれだけの結果が残せるか分かりませんが、次期政権に良い形で引き継げるよう、しっかりと種まきをしていきたいと考えております。

 昨年、応援していただきましたゴルフファンの皆さま、PGAの活動を支えていただきましたスポンサーの皆様、そして会員の皆様に、この場をお借りいたしましてお礼を申し上げます。

 ゴルフファンの皆様には、今後もPGAの活動にご理解をいただくとともに、今年もゴルフ界を応援いただきますよう、お願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。





日本プロゴルフ協会
会長 吉村金八