日本プロゴルフ殿堂は11日、パシフィコ横浜で開催されているゴルフフェア会場内で顕彰セレモニーを行い、第8回、第9回殿堂入り顕彰者を表彰した。レジェンド部門、男女プレーヤー部門合わせて9名が殿堂入りを果たし、特別賞は松山英樹会員を始めとする4名が受賞。長きにわたりプロゴルフ界を築き上げてきた先人たちの功績が、現代に受け継がれる貴重な式典となった。

日本プロゴルフ殿堂 第8回・顕彰受賞者【拡大写真】

 今年のプロゴルフ殿堂入り顕彰式典は、コロナ禍で開催が見送られた第8回(2019年)と、第9回(2021年)の2回分を総合して開催され、受賞した懸賞者9名、特別表彰の4名には、顕彰状と記念品が贈られた。


 第8回の受賞者には、レジェンド部門に日本プロなど通算15勝を挙げた台湾出身の謝敏男、1935年に日本人初のマスターズ招待選手となった中村兼吉(故人)が選出。プレーヤー部門では、2002年ヨーロッパシニアツアー賞金王に輝いた海老原清治、50歳312日でツアー最年長優勝を果たした岡田美智子という名士が揃った。




日本プロゴルフ殿堂
海老原は青木功副理事長より顕彰状が贈られた


 海老原清治はヨーロッパで参戦した当時を振り返り「あの頃は右も左もわからないまま、妻と一緒に参戦し、自分なりに頑張ってきたつもりです。なかなか中に溶け込むことができなくて辛かったのですが、我慢を重ね、車で移動をするようになって、ようやく楽しい気持ちが芽生えてきたのです。楽しさを感じて優勝できたときは、本当に嬉しかった。こうやって顕彰していただき、ヨーロッパの方々はじめ、サポートしていただいた皆様には心から感謝しています」と、しみじみ感慨に浸っていた。





 第9回では、レジェンド部門に、戦後のプロゴルフ界復興に尽力した山本増二郎(故人)、日本プロゴルフ協会を3代に渡り副理事長に就いた古賀春之輔(故人)、和製ビッグ3と呼ばれ、国内15勝、海外3勝を挙げた安田春雄を選出。プレーヤー部門では、ツアー通算32勝の永久シードプレーヤーで、尾崎三兄弟ではジョーと呼ばれ親しまれている尾崎直道、通算20勝を挙げ、1995年に2度目の賞金王の座にもついている塩谷育代が授賞した。







 「19歳でプロになり、今年でプロ生活60年を迎えます。私の人生で、このタイミングで素晴らしい賞をいただき感謝に尽きません」と受賞を喜んだ。「現役時代は順調に伸びて、ビック3と言われるまでになったのですが、しばらくすると青木功さんや、尾崎将司さんという選手がでてきて、必ず一人は私の上にいるようになったのです(笑)。そのおかげで2位の数が日本一だと言われるほどに注目も集めました」と、隣で見守る青木副理事長に笑顔を向けた。安田は最後に「いただいた賞の誇りを胸に、今後は私のできる範囲で、若手育成に努めていきたい」と熱い言葉で締めくくった。





 「人生の大きな舞台に立ちました」。壇上でのあいさつ代わりに、尾崎直道は長渕剛「乾杯」の名フレーズを独唱。「3月11日という日は私の結婚記念日なのです。11年の東日本大震災以降は記念日をやめていたのです。ただ今日という日だけは、乾杯をさせてもらいたいなと思いました。この賞は、たくさんの方々からおめでとうと言葉をいただきました」と気持ちを表した。さらに「僕を夢中にさせてくれたゴルフ、成長させてくれたゴルフ、そして何よりゴルフと出会えたことに感謝しています」と言葉に熱い気持ちを乗せた。








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日本プロゴルフ殿堂 謝敏男氏代理・吉村PGA会長(右)
日本プロゴルフ殿堂 山本増二郎氏次男代理
日本プロゴルフ殿堂 古賀春之輔氏長男代理