 好ダッシュの藤田寛之、2打差で5人が追う混戦模様の初日
新緑濃い5月。自然尊重の設計で知られる熊本・玉名CCは広大な緑、なだらかな起伏が特徴の林間丘陵コース。ここを今年の舞台にプロ日本一を目指す156人がスタート台についた。
初日、トップに立ったのはステディなゴルフが身上の藤田寛之。7バーディ、ノーボギーの65という完璧なゴルフで単独トップに。「エッジから打ったのを含めて8メートルくらいのパターが3つも入った。15番ではセカンドの距離を10ヤード間違えてグリーン手前17〜18ヤードにショートしたのにSWのチップが直接入ってしまった。こんなに長いのが何発も入るなんて、年間通してもそうはないでしょう。ラッキーでした」というように文字通りの“パット・イズ・マネー"のスタートダッシュだった。
これを2打差の5アンダーで追う2位グループに、3日前の月曜日に亜紀夫人と挙式したばかりの谷口徹はじめ平塚哲二、スメイル、武藤俊憲、岡茂洋雄の5人。さらに1打差の4アンダーにはS・K・ホ、谷原秀人、宮里優作ら4人と、混戦模様を思わせる初日だった。
谷原がトップに立ち、S・K・ホが1打差で2位グループに浮上!
第2日には早くも上位が入れ替わる激戦となった。一つしか伸ばせなかった藤田寛之は2位タイに落ち、67のベストスコアを出した谷原秀人が通算9アンダーで単独トップに。谷原は今年から米ツアーに本格挑戦しているが、日本プロなどへ出場のため月曜日に一時帰国。「時差で体がおかしい。力が入らなかったり、変なところで力が入ったりする」といいながらの頑張りは見上げたものだった。
もうひとり、ジワリと頭をもたげてきたのはディフェンディングチャンピオンのS・K・ホ。初日の4アンダー、7位タイから2日目は68で通算8アンダー。「このコースはOBもあるのでドライバーがこわくて振れなかったが、11番から開き直っていった。それから楽に打てるようになり後半、5バーディーがとれた」と、藤田寛之とともに1打差の2位タイへ上がってきた。
また58歳のジャンボが初日の69に続き70。通算5アンダーで4打差、7位に顔をだしてきたのも注目。さらに3週連続優勝がかかった話題の人、尾崎直道も初日の2アンダー14位から2日目も一つ伸ばして通算3アンダーで10位タイへと上昇して日本プロらしい盛り上がりをみせてきた。そうした中で今季は体調不調で苦戦続きの伊沢利光が2日間で9オーバー(75、78)の132位タイ、宮里聖志も4オーバー(82位タイ)でともに予選で姿を消した。
|