第1回ヨンピョンバーチヒルズ日韓男子ゴルフ対抗戦
初の日韓男子ゴルフ対決!接戦の末、優勝は韓国チーム |
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第1回ヨンピョンバーチヒルズ日韓男子ゴルフ対抗戦が、9月4日、5日、韓国江原道のヨンピョンリゾートゴルフコースにおいて開催された。
試合は賞金総額が600,000ドルで、日本と韓国からそれぞれ10名が参加し、1日目はシングルスのマッチプレー、2日目はシングルスのストロークプレーが行われた。勝者には2ポイント、引き分け1ポイント、敗者0ポイントで、2日間の合計ポイント数によるチーム戦で争われた。 |
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日本からはノンプレーキャプテンが手嶋多一。選手は平塚哲二、藤田寛之、谷原秀人、三橋達也、深堀圭一郎、室田淳、丸山大輔、宮本勝昌、星野英正、近藤智弘が参加。一方の韓国は、今年日本プロゴルフ選手権で優勝しているS・K・ホや日本ツアーで4勝を挙げているキムジョンドクを筆頭に、ヤンヨングン、チャーリーウィ、ジャンイクジェ、パクノウソク、シンヨンジン、チョンジュン、カンオクスン、キムデザブの10名。
会場となったヨンピョンリゾートは、日本でも人気の韓国ドラマ『冬のソナタ』の主要ロケ地としても有名で、ソウルの北東約200Kmに位置し、周辺にはスキー場、コンドミニアム、ホテルがあり一大リゾート地の中にゴルフ場がある。コースのヨンピョンリゾートゴルフコースは、アメリカのドナルドWフリームの設計で6,900ヤード、パー72。丘陵地帯を巧みに利用した戦略性の高いコースで、狭いフェアウェイとアンジュレーションのあるグリーンが特徴である。 |
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マッチプレー戦の初日、日本チームの先陣を切って第1組でスタートしたのは谷原秀人。キャプテンの手嶋が「トップは谷原しかいない」と言ったようにスタートの1番360ヤードのパー4、選手や大会関係者が多数見つめる緊張感が漂う中、いきなりグリーンに1オンをさせると日本チームからは拍手喝さい。イーグル逃しのOKバーディで1番をアップすると、4番では対戦相手のキムデザブのミスもあり2アップ。その後一進一退も結局相手に一度もリードを許すことなく、2アンド1で幸先のいい勝利を収めた。
今回の対抗戦のマッチメークの方法は、前日にキャプテンミーティングを行い、初日の1組目は日本チームが先に選手名を挙げるとそれを見て次に韓国チームが名前を挙げ、2組目は韓国チームが先に名前を挙げると、それを見て日本チームが名前を挙げていくというもので、以後交互に10組までこのパターンで対戦を決定する方法が採られた。最終日については初日の全組がプレー終了後に同じくキャプテンミーティングが行われ、今度は1組目を韓国チームが先に名前をあげ、2組目は日本チームという順番で各対戦が決まっていった。
初日の対戦では、1組目の谷原が勝利を挙げた日本チームも、その後は韓国チームにリードされるなど緊迫した展開が最後まで続き、初日のマッチプレーは結局日本、韓国とも5勝5敗となった。18番を落として負けた宮本は「日本が負けなければいいと思う。そのためにも明日は貢献したい」と悔しさを噛み殺しながら語っていた。
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全組プレー終了後最終日の組み合わせが決まったが、注目されたのは最終組のS・K・ホ対深堀圭一郎の対戦である。S・K・ホと深堀は今年の日本プロでは最終日最終組で優勝争いを演じている。その時は深堀が最後までS・K・ホを捉えることができず辛酸を舐めている。この二人は今年のアイフルカップでも優勝を争っている。そうした戦いがまたも展開されるのか注目されると共に、この最終組の結果が勝敗の鍵になるだろうと予想された。
ストロークプレーによる対戦が行われた最終日は、前日5バーディを奪っている谷原が1組目でスタートし、この日も好調なゴルフを展開する。前半のアウトを31で回り対戦相手のシンヨンジンに2打差をつけてインに入ると14番で3打差をつけ、勝利を手中にしたかに見えたが、15番から3連続ボギーとして並ばれた。最終18番も、2オンに成功しながら痛恨の3パットをして勝利を逃した。
このあと韓国チームがカンオクスン、パクノウソクが勝利を挙げると、日本チームが近藤、宮本が巻き返すといったよう、この日も膠着状態が続いた。最終組の深堀が勝利を収めないと日本チームの敗退が決定する状況の中、深堀の対戦相手のS・K・ホが16番でアンプレヤブルを宣言するトラブルに見舞われ、リードを許すと、深堀はそのリードを守ったまま18番をホールアウト。両チームとも4勝4敗2引き分けとなり、2日間全くのイーブンとなったため、代表者によるプレーオフへと突入した。 |
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プレーオフは日本チームが谷原。「谷原はチームで一番若く勢いがある。プレーオフに向いている」と手嶋が言えば、韓国チームは「チーム内でのロングヒッター。ゴルフの調子もいい」とチェユンスキャプテンが言うヤンヨングンが選ばれ、それぞれ好調な選手同士の戦いとなった。プレーオフホールの18番パー5はバーディはもちろん、イーグルも取れるホールである。谷原が2打目をグリーン右カラーから少し入ったラフに持ってくると、ヤンヨングンは2打目をグリーン左のガードバンカーに打ち込む。谷原は3打目を2.5m上りのスライスラインに寄せると、ヤンヨングンも同じく2.5m下りのフックラインに寄せ返す。両チームの選手全員が固唾をのんで見守る中、先にパットした谷原のボールは無情にもカップのふちで止まってしまいパー。「谷原選手のパットが入らなかったので楽に打てた」というヤンヨングンのバーディパットは、カップのふちを回ってカップイン。この瞬間、第1回大会の優勝チームが韓国に決まった。
終了後手嶋は「自分は若いキャプテンだったけれど選手の皆がよくやってくれた。負けたけれどいいメンバーだったと思う。谷原はよくやった。彼を責めることはできない。次回は経験を積んで出直してきたい」と語った。
優勝した韓国チームには賞金30万ドル、敗れた日本チームには10万ドルがそれぞれ贈られた。また大会のMVPには2日間1勝1分、プレーオフでも勝利した韓国のヤンヨングンが選ばれた。観戦した長田会長は、「ゴルフのレベルは日本も韓国も同じ。技術的にはむしろ日本チームの方が上回っていたと思う。ただ韓国チームの選手達は、国を思う気持ち、団結する力が少しだけ日本チームを上回っていたのではないか」と感想を語った。
「次回大会では、アメリカで活躍するチェキョンジュにも早い段階からスケジュールを空けて参加するよう呼びかけていく」と会見で語ったチェユンスキャプテンの言葉が、韓国チームの意気込みを感じさせた。次回も韓国ヨンピョンリゾートゴルフコースで開催される予定となっている。 |
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