PGA REPORT 83
PGA REPORT83 2004/7 No.83
■第43回日本プロゴルフシニア選手権大会コマツカップ
■スポットライト 今期よりシニアツアーに参戦、横島由一プロ

■レッスンは楽し! 大西義宏(PGAティーチングプロA級会員)

■第1回ヨンピョンバーチヒルズ日韓男子ゴルフ対抗戦

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レッスンは楽し! 大西義宏(PGAティーチングプロA級会員)
「楽しくなければゴルフじゃない」がポリシーです!
T相対性パワーバランス理論”で楽しくうまくなるレッスンが大評判!
東名高速道路の秦野中井ICから2分の所に位置する「カズゴルフセンター」は、豊かな自然に囲まれた田園地帯にあるスケールの大きな練習場です。同練習場がオープンしたのは8年前。そしてオープンと同時にスクールを開校しているのが、日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロの大西義宏プロです。
大西義宏大西プロの経歴はユニークです。大学はゴルフの名門・日本大学ですが、ゴルフ部ではありませんでした。学部が芸術学部の映画学科で、役者を目指していたのです。そして大学卒業後は子供番組のヒーローとして役者デビューしたのです。ところが、「テレビのプロデューサーはじめ、周りの人の間でゴルフが大はやり。僕も誘われて始めたのですが、アッと言う間にはまってしまいました」。その後ゴルフ好きが高じて、研修生を経てプロとなったのです。

スクールの生徒の男女比は6対4。年齢層は10歳〜80歳まで、ハンディキャップは0〜36までと幅広い層がレッスンを受けています。なぜこんなにも幅広い層がレッスンを受けるかというと「楽しくなければ、ゴルフじゃない」という大西プロのレッスンが評判だからです。

「僕らが絶対にしてはいけないことは、レッスンを受けにきた生徒さんがいやになってゴルフをやめてしまうことです。僕らの仕事は接客業だと思っています。ですから高所からレッスンするのではなくて、生徒さんと同じ目線で、気持ちよく習ってもらわなければいけません」。

例えば、はじめからがんがんドライバーを振らせていきます。「ゴルフにおいて飛ばしは大きな魅力です。だからドライバーを振り回したほうが楽しい。“最初の1ヶ月は7番アイアンで基本を作る”なんて教え方をしたのでは、ゴルフ嫌いになってしまいます」(笑い)。しかし大西プロは、こう付け加えます。「と言っても、“レジャーだからそこそこうまくなればいい”と思っているわけではありません。楽しみながら、なおかつ劇的に上達して飛距離も伸ばして欲しいのです」
大西義宏 そんな理想的なレッスンを目指している大西プロですが、それを可能にしたのが、プロが実践している“相対性パワーバランス理論”に基づいたレッスンです。同理論は、“人間の身体を効率よく使ってボールを飛ばす”という21世紀型ゴルフ理論です。丸山茂樹プロや田中秀道プロなどのマネージングを行なう「ハルスポーツビレッジ」(代表・ハル常住氏)が提唱しています。

「従来は、“技術論に合わせ、型にはめ込むレッスン”でした。その方法だとそれぞれのパーツの動きに気を使うあまり、動きがぎこちなくなり、逆に上達を妨げるケースがあるのです。例えば、歩行する時に75センチの歩幅で、90度手を上げて、ヒザの角度は85度の角度で歩け、と言われたとき、この3点を守るだけで、歩き方はすごくぎこちなくなります。スイングもこれと同じです。『バックスイングはこの位置に上げて、ダウンスイングはこの角度で下ろしてくる』という型にはめ込む教え方では、スムーズな動きができなくなります。丸山茂樹プロなどトッププロの場合、“どの位置にクラブを上げる”なんて意識はありません。“上げやすいところに上げる”のです。だからスムーズなスイングができるのです」

それでは、スムーズスイングはどうすれば身に付くのでしょうか?「身体を効率よく使えばいいのです」と大西プロは言います。「身体を効率よく使うためには、重力に対して真っすぐ立たなければなりません。それが一番バランスのよい立ち方であり、筋肉に負担のかからない立ち方だからです。そして筋肉に負担をかけないので、100%のパフォーマンスで筋肉を使えます」

そして重力に真っすぐ立つためには「身体の構造をしっかりと理解しなければいけません」と言います。そこでレッスンは、人体の骨格図を活用した身体の理解から入ります。レッスンスペースには、人体の骨格図が貼ってあるのです。「この骨格図を利用して、人の身体をしっかり理解してもらいます。そして特に重要なのが、人間の重心位置です。重心というのはスイングですごく重要なポイントだからです。生徒さんの中には、スイング中に重心というのは移動するものだと思っている人が多いのですが、重心は移動しません。重心は常に身体の真ん中にあり、ここを意識してスイングすることでバランスのとれたスイングができるのです」

重心位置を理解してバランスよく立つために、レッスンではオリジナル機器を利用します。ひも状のゴムに球をつけた「楽体(らくだ)」という機器です。これを利用することで重心位置が簡単に理解でき、バランスよく構えられるのです。さらにスイングでは「パワーバランス」というオリジナル機器が登場します。「パワーバランス」を使ってスイングを覚えることで、遠心力を最大限に生かしたスイングが自然に身に付くのです。「『楽体』と『パワーバランス』は、想像した以上の効果を発揮します。なにしろいままで220ヤードしか飛ばなかった人が、260ヤード飛ぶようになりますから」
大西義宏また身体を効率よく使うために、独自のストレッチ体操をレッスンに取り入れています。名付けて「楽体ヨガ体操」。ヨガの理念を取り入れたストレッチ体操で、レッスン前と練習中にこの体操を行います(所要時間各15分)。「身体をほぐしてからボールを打つことで柔軟性が増し、身体の切れが大きく違ってきます。またケガ予防になり、さらに健康の維持と増進にもなります」。

実は“健康”は、大西プロがゴルフ上達と同等に位置づけている重要ポイントなのです。「健康のためにゴルフをするのではなく、ゴルフをして健康になって欲しいのです」

“楽しく習って、健康にもなる”。そんなレッスンの評判を聞きつけて、地元神奈川県ばかりでなく、関東近郊からも生徒が押し寄せています。そんなレッスンをさらにパワーアップさせるためTタイ式マッサージ”など、いろいろな方法を取り入れています。
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