PGA REPORT 83
PGA REPORT83 2004/7 No.83
■第43回日本プロゴルフシニア選手権大会コマツカップ
■スポットライト 今期よりシニアツアーに参戦、横島由一プロ

■レッスンは楽し! 大西義宏(PGAティーチングプロA級会員)

■第1回ヨンピョンバーチヒルズ日韓男子ゴルフ対抗戦

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第43回日本プロゴルフシニア選手権大会コマツカップ
PGAシニア今季第5戦、日本プロシニア・コマツカップは、前年から会場となった千葉・山田GCにおいて72ホールストロークプレーで行われ、福沢孝秋(53)が4日間単独トップを守って通算18アンダー、270で完全優勝。福沢は02年の日本シニアオープンに続くメジャー2勝を挙げた。
福沢孝秋4年連続シニア賞金王の高橋勝成は、シーズン途中から調子を落として賞金5位に低迷。その高橋がツアー残り2試合となってどこまで追い上げるか。今季からシニアツアーに出場し3試合目のファンケルで早くも1勝。賞金レースのトップに立っている横島由一の戦いぶりは? 初日が50歳の誕生日で“誕生日デビュー”となったシニアルーキー新関善美は? またディフェンディング・チャンピオン・藤池昇龍の連覇は? 等々、話題豊富だった今回の日本プロシニアは伏兵・福沢孝秋のロケットスタートで始まった。

初日1、2番でいきなり連続バーディーで飛び出した福沢はショットは曲がりながらも好調なパットでスコアをまとめていく。8番では10メートル、11番では7メートルのロングパットを決めたのをはじめ、4つのパー5は2メートル前後のバーディーパットを確実に入れて、9バーディー、ノーボギー。63のビッグスコアで大きな貯金を作った。

2位にはやはり飛ばし屋の岩間建二郎が5アンダー、67でつけたが4打差と水をあけられた。高橋勝成は4番で左にOBするなど「ドライバーに神経を使いすぎているといいアイアンが打てない」と、2アンダー、70で早くもトップから7打差をつけられた。
「このコースはアドレスで立ちにくい」という横島由一は4、5番で連続OB。76で103位タイと大きく出遅れた。

この初日の明暗が最後まで響くのだが、初日の雨模様に変わって2日目からは秋晴れの絶好のコンディションの中、福沢の快進撃が続く。初日の9バーディーに続き2日目も7バーディー(2ボギー)。10番からは4連続バーディーと初日と同じくスタートダッシュが利いた。12番では20メートルのパットが入った。「パターは変わらずに入るし、初日ショットが悪かったのは体がブレていた。それが分かってショットもよくなった」と、T完璧宣言”まで出た。前日3位にいた陳志明がこの日8アンダーの64で追い上げてきたのがわずかに福沢の独走を食い止めた。
福沢孝秋2日間2オーバー、146、54位タイまでの62人が予選を通過したが、シニアデビューはニッカボッカスタイルで頑張った新関善美は「やはり試合感が悪かった」と74、76の6オーバー、93位タイで金井清一らとともに予選落ち。須貝昇も通算3オーバー、63位タイでカットラインに1打足りなかった。3日目からの決勝ラウンドは福沢、陳志明の直接対決が焦点となったが、3日目は陳が72とスコアを伸ばせなかったのに対して福沢は4バーディー、1ボギーの69。差は5打差と開いての最終日決戦となったが福沢は崩れなかった。

5バーディーを奪って陳に付け入るスキを見せず17番を終わって5打差のまま。最終18番では福沢が3Wで刻んだティーショットを右にOB。トリプルボギーの「7」を叩くパプニングがあったが、それでも3打差をつけての逃げ切りという余裕の優勝だった。
「4日間ともパターがとにかく入ってくれた。それともうひとつは4日間刻み通してドライバーを無理使いしなかったことがよかった」と、コース戦略が図に当たった勝因を語った。

高橋勝成が最終日ベストスコアの65でようやく“爆発”、通算13アンダー、275としたが、トップから5打差の3位が精一杯だった。大会2連覇を狙った藤池は30位タイ、横島由一も39位タイに終わった。また外国招待選手、03年豪州シニア選手権優勝のジョン・クリフォード(51歳・豪州)も予選落ちした。
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