PGA REPORT 101
PGA REPORT101 2010/3 No.101

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尾崎健夫に聞く
シニア、レギュラー
カケモチ出場がエネルギー

 

 尾崎健夫プロ。シニア入りして今年で7年目、昨年は待望のシニア賞金王となり、今季への期待は大きい。いまだにレギュラーアーのシード権を保持して“両ツアー”を掛け持ちする数少ない選手の一人でもある。
 シニアツアーは4勝。レギュラーツアーでは15勝。56歳にしてなお、両ツアーにかけるジェットの熱い思いを聞いた。

☆   ☆   ☆
 昨年はシニア6年目でようやく賞金王がとれたけれど、それまでもチャンスはいっぱいあった。でもシニアで戦いながらレギュラーツアーへの思い入れが強かった。その気持ちがあった分、シニアでのムダがあった気がする。
 去年、シニアとレギュラーへの気持ちの配分を半分半分にしたら、ずいぶんシニアの試合がうまくいくようになった。シニアの試合に合ったゴルフができた。開幕戦のファンケルで勝てて、あとの試合が楽な気持ちでいい戦いをすることができた。6試合のうち2位も3回あった。
 シニアとレギュラーを掛け持ちしている選手は、特にグリーンの速さの違いをうまく把握しないとダメなのに、シニア入りしてからも数年間はレギュラーの速いグリーンを中心にしたストロークをしていた。で、シニアの試合にくると(レギュラーほどグリーンが速くないので)『しっかり打たなくては』と常にイメージするのだけど、なかなか対応できなかった。
 去年はシニアのグリーンも結構“滑る”のが多かったし、春先からシニアのグリーンに対応する練習を積んだ結果が賞金王につながったと思う。
 レギュラーの方は去年、賞金シードをなくしたのでQTにかけた。13位に入れたから今年もほとんどの試合には出られると思う。このオフも、シニアだけならそうハードなトレーニングは必要性を感じないけど、自分はレギュラーもこなすわけだからシニアのレベルとしては高水準のかなり負荷をかけたトレーニングもやった。
 ただ、今はオーバーワークにならないよう体調管理することが、鍛えることより大事だと考えてやっている。シニアの方は全試合に出るつもりだし、当然賞金王を守るのが目標。レギュラーではもう一度(QTでなく)自分の力で(70位までの賞金ランキングシード権を)もぎ取りたいと思う。
 肉体的な面でトシをとってからケガなどにつきまとわれたけど、それがやっと癒えてきた。筋肉的には若いときより弱くなっているが、弱いなりにいい状態を継続できているのでもう少し頑張りたい。ここ4、5年では一番安定しているので、年間で約25試合を戦いきれるようモチベーションをキープしていく。肉体的、精神的バイオリズムをうまく捉えながら進行できれば、去年と同様の成績を残す自信はある。
 今年のシニアにはまた“若手”が入ってくるけど、戦う目安としては、やはりレギュラーツアーを1年でも長くやってきた選手は強い。その点では、ミノザが強敵になると思う。
 この厳しい世界情勢の中でシニアツアーが4試合増えて10試合に戻れたことは、スポンサー、企業の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがたいことです。これからシニア入りする選手のためにも、ファンのためにも、試合数をさらに増やし、シニアツアーを盛り上げたい。自分もその一翼を担いたいと思っています。
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