新年明けましておめでとうございます。
昨年1月に私が9代目のPGA会長に就任してから2回目の新年を迎えます。今年はPGA創立50周年を迎える記念すべき年になります。会員の皆さまには長年にわたりPGAを支えていただき、歴代の会長はじめ諸先輩の方々を含めてここで改めて深い感謝の意を表する次第であります。
私も会員の一人として昨年でプロ入り40年が経過いたしました。PGAのプロゴルファーという肩書きがあったからこそ、プロとして活動でき、またゴルフ
ビジネスもこなしてくることができたと思っております。PGAには深く感謝するとともに、今年もまた微力ながら私の全力を注いでPGAの発展、ゴルフ界
隆盛のために尽くしていきたいと心を新たにしております。
さて、今年でPGA設立50周年という大きな節目を迎えますが、1月からの新入会員も加えますと4、588人の会員数となり、その内訳もTP(トーナメ
ントプレーヤー)会員の数をTCP(ティーチングプロ)会員数が上回るという状況になっております。PGAはプロとしての資格認証を行いながら、日本の
ゴルフ界のリーダーとしての教育を幅広く行える団体にならなければならないと考えておりますので、今年は更なる会員の資質の向上にも努めていく所存でございます。
振り返ってみますと、PGA設立から50年という長い歴史の中でいろいろな選手が活躍してきました。カナダカップ(現ワールドカップ)に優勝して第1期
ゴルフ黄金時代を築いた中村寅吉、小野光一両プロ以降をみましても、杉本英世、河野高明、安田春雄の和製ビッグスリー時代。青木功、尾崎将司、中嶋常幸のいわゆるAON時代と呼ばれる第2期ゴルフ黄金時代の後には若手三羽烏といわれた倉本昌弘、湯原信光、羽川豊が登場。そして現代のゴルフ界に繋がっていきます。時代々々にスターが生まれゴルフ界を隆盛に導いたのです。そうした時代を築いた選手たちにも私は感謝の気持ちを捧げたいと思います。
最近は男子、女子とも若返りが顕著です。いままでのゴルフ界と違うのは、特に女子は19歳、20歳の若い子が一躍スターダムにのし上がってきていること
ですが、これも考えてみますとそれだけジュニア育成に力を注いできたことが結実したと言えるのではないでしょうか。また海外に出て活躍するプロも年々多
くなり、日本のプロが世界の頂点に立つ日も遠くないところまできていると思います。PGAがジュニア育成に力を入れていきたいと申しますのはそういう意
味合いからでもあります。
最近はゴルファーのマナーの低下などもささやかれていますが、ゴルフは紳士淑女のスポーツであり、国民の多くが関心を持っているスポーツでもありま
す。″見たいスポーツ・から″やりたいスポーツ・になってきており、常にやりたいスポーツの上位にゴルフがあるのも事実です。ゴルフというスポーツの原
点をもう一度見直すならば、やらなければならないことは山ほどあります。文部科学省の管轄のもとJGA、PGA、JGTO、LPGAの4団体が手を取り
合っていく必要がありますが、PGA会員は指導者としてリーダーシップをとっていかなくてはなりません。皆さまと一緒に考えていこうではありませんか。
PGAでは私が昨年の年頭所感で述べましたGBS(ゴルフビジネスセクション)を今年は本格的に取り組んで参ります。教える立場のプロが、ただゴルフを
レッスンするだけでなく、ゴルフ場の営業やオペレーションなどクラブ全般のビジネスができるようにもう一歩踏み込んだ教育をしていきたい。A級のTCP
を最優先に講義等を行っていく予定ですが、B級のTCP会員の中にもそうした教育を望んでいるプロは大勢います。優れた人材を幅広く業界に送り込んでい
く事がPGAのやるべき重要な仕事だと思います。すでにいくつかのゴルフ場からは人材を欲しいというオファーを受けています。
次に選挙制度改革についてです。PGAでは全国を14ブロックに分けて、それぞれの地区で代議員と理事を選んでいますが、私は選挙制度改革の必要性を痛 感し、昨秋の代議員総会で改革を行う事を発表させていただきました。各地区のあり方、理事の選び方、そして会長選挙の方法も刷新したいと思っておりま
す。特に会長の選任については、これまで理事の互選で決めておりましたが、これを代議員総会で代議員(120人)による総選挙方式にしたいと思っており
ます。選挙制度改革については、すでに選挙管理委員会も立ち上げ議論を重ねており、今年11月の代議員総会で最終的な承認をいただく予定でおります。
日本プロゴルフ選手権大会とシニアツアーについてご報告しておきます。日本プロは今年、第75回大会となりますが大会史上初めて沖縄県(名護市・喜瀬
CC)で開催します。開催コースの親会社も全面的なバックアップ体制をとってくださっており、コース改造も進みコース内には大会に備えて新しいホテルも
建造中です。PGA設立50周年の記念大会にふさわしい大会になると思っております。シニアツアーについては、昨年、選手の皆さんが白熱した試合を展開
してくれて大変盛り上がった年でもありました。世界ゴルフ殿堂入りしている青木功プロがリーダーとなり、中嶋常幸、室田淳、尾崎健夫各プロたちが後に続
いて努力してくれていますので、この機を逃がすわけにはいきません。これまで5年間、日本プロゴルフシニア選手権大会の冠スポンサーとなっていただいた
コマツが、今年から単独で「コマツシニアオープン(仮称)」をコマツ発祥の地、コマツカントリークラブ(石川県)で賞金総額6、000万円のビッグトー
ナメントとして新たに開催していただける運びとなりました。平成20年に向けてはさらに試合数を増やすべく鋭意営業活動を続けており、新規開催を予定し
ているところもあり明るい兆しが見えています。
最後に、昨年は思いもよらない不祥事を引き起こしたことに対して、会員ならびに関係者の皆さまに改めて深くお詫びを申し上げます。ゴルファーを教育して
いかなければならない団体として非常に遺憾であり心より謝罪いたします。事件について昨年中にほぼ決着いたしましたので、今年からはまた新たなPGAと
してコンプライアンス(法令順守の管理体制)をさらに強化徹底させながら、皆さまには情報開示を怠りなく透明性のあるPGAにしていきたいと心に誓って
いるところでございます。
昨年秋には神奈川地区と代議員総会で「暴力団排除大会」を執り行い、暴力団排除宣言をいたしました。今年は残る13地区でも同様の大会を開催していく所存ですので会員の皆さまのご協力をお願いいたしまして年頭のご挨拶とさせていただきます。
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