「2020PGAティーチングプロアワード」の最優秀賞を決める最終選考では、5月のゴールデンウィーク期間中にインターネット配信を通じて多くの投票をいただきました。投票の結果、最優秀賞には「なぜゴルフは教わるのも教えるのも難しいのか? 〜スピードと時間の大きなギャップ」という理論を提唱した坂本博之(49=スウィングデザイン#19)が輝き、記念トロフィーと賞金50万円を獲得。新熊直樹、大山トギの両名には優秀賞が贈られました。

ゴルフフェア 大山、坂本、新熊3名のファイナリスト

 今年で12回目の開催となる「PGAティーチングプロアワード」。例年パシフィコ横浜で行われるゴルフフェアの期間中に一般公開で行われ、ゴルフファンやPGA会員、そしてメディア投票数で最優秀賞を決定していたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ゴルフフェア開催が中止。それでも、ファイナリストそれぞれが考え出したゴルフ理論を伝えたいと、GOLFNetTV内で3名のプレゼンを動画配信し、投票してもらうという企画に至った。

 
 総投票数は600を超え、約半数の票が集まった坂本のゴルフ理論に最優秀賞が決まった。坂本には記念トロフィーと賞金50万円が贈られ、GOLFNetTV内のレッスン番組にて3回連載のレッスンを実施してもらう機会が提供される予定だ。優秀賞の新熊、大山には、記念トロフィーと賞状、そして賞金10万円が贈られた。




 今回の投票結果を受け、井上建夫資格認証委員長は「ファイナリストの3名が、配信用の動画撮影の際にビデオカメラに向かい堂々とパフォーマンスを行う姿を見て、PGAティーチングプロのプレゼンテーション能力が年々向上していることを実感いたしました」と、全体の成長を評価した。「今回、新しい試みとして行いましたが、多くの視聴者の方々から投票をいただき、今後PGAティーチングプロの活躍の場としての可能性も感じた次第です。ありがとうございました」と締めくくり、投票に協力いただいた大勢の方々へ重ねて感謝を伝えた。


 また、審査員として考査にあたった西海英世PGA専門指導委員(主任)は「多くのゴルファーが感じる以上にヘッドスピードは速いため、動きのズレを引き起こし易いのです。スピード感と動きを合わせることができればナイスショットの確率は向上します。この部分にスポットを当てた指導方法でした」と前置きし、「クラブヘッドのスピードを意識しながら、スイングの形を覚えることはテンポやリズムなどスイング全体のバランスを整えるのに役立つのではないか」と分析。そして「この指導方法は、振り幅を補助器具で確認しながら、スピードがある動きを会得する為のヒントが提示されており、上達の手助けになる」と好評した。



 最優秀賞を受賞した坂本は「投票していただいた皆様に感謝いたします。今年の審査は、動画配信による投票方法になったと知ったときは、私はSNSを利用する機会が少なく、フォロワーも決して多いとは言えないので、ネット審査は不利かもしれない」と不安だったことを明かす。


 12月にファイナリストとして最終に進出することが決まってからは、坂本は毎日レッスン営業開始までの1時間以上をプレゼンの練習につぎ込んでいたという。「1本15分という制約のなかで、何度も何度もビデオ撮影を繰り返して魅せる・伝える研究を重ねてきました。最終審査に向けては、やれることだけしっかりやろうと、それだけの思いでした」と振り返る。


 「私のレッスン生に対しては、『人と比べることは必要はない』と伝えています。5年間レッスンを受けている人と、5年間キャリアがある人のスキルは一概に比べられません。勇気をもってレッスンを受けに来てくれている人には、私は歩み寄ったレッスンをしたい。焦らず、一緒に歩んでいきたい」と、レッスンの在り方を示す。「レッスンという関係は、お互い意思疎通をできること。それが上達への大きな一歩です」。

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日本全国で活動するPGA会員のためのステージ「PGAティーチングプロアワード」。それぞれのゴルフ論にある魅力を伝え続け、ゴルフの普及活動につなげられることを願う。


ゴルフフェア 坂本博之
ゴルフフェア 新熊直樹
ゴルフフェア 大山トギ