公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)は株式会社NTTドコモ(ドコモ)と、ドコモが取り組む第5世代移動通信システム(5G)を活用し、一般社団法人PGAゴルフアカデミー(PGAゴルフアカデミー)が提供する独自のゴルフレッスンプログラム「PGAメソッド」の遠隔提供など、ゴルフ業界の活性化に向け、連携して取り組んでいくことを発表した。

NTTドコモ 吉澤和弘代表取締役社長 NTTドコモ 吉澤和弘代表取締役社長

 2019年9月20日にドコモ5Gプレサービスが開始する。プレサービスとはいいながらも本サービスと同じ環境での体験が可能でビジネスでの開発も本格的に始まっていく。キーワードは「すべての可能性が開かれる」。この言葉通り2018年2月から「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」をスタート。5Gを活用して様々な課題を解決する取り組みをしてきたという。現在は3000社を超えるパートナーが参画。これまで200ものトライアルがなされ、2020年第一四半期までに47都道府県に基地局を設置。1年後には1万曲の基地局の設置を目指し5Gインフラを整えていく見込みだ。



 そのトライアルの一つとしてPGAはPGAゴルフアカデミーのレッスンプログラムの実証実験を開始する。2019年12月よりドコモ本社に試打ブースを設置、PGAゴルフアカデミー加盟施設を結びレッスンを行う。その仕組みだが、レッスン受講者の練習模様を5Gスマートフォンのカメラを使い4K映像で撮影し、5Gを介してクラウドのAI映像解析サーバーへ伝送。ドコモがこれまで開発してきた骨格推定エンジンを利用し、AIが受講者の身体の傾きを自動で解析、結果を映像と共にPGAゴルフアカデミー加盟施設伝送することで、受講者の高精細な練習映像とAIの解析結果を参照しながら、プロゴルファーが遠隔による「PGAメソッド」に基づくレッスンを提供する。
これまでは、PGAメソッドを受講するには、PGAゴルフアカデミー加盟施設に行かなければ受講ができなかったが、5Gを活用した遠隔レッスンを実現することで、誰でも場所を選ばず手軽に本格的な指導を受けることが可能となり、新規ゴルファーの獲得などゴルフ人口の裾野の拡大に繋がることが期待される。



 PGA会長 倉本 昌弘コメント

5Gには大きな期待を持っています。ゴルフ界は最盛期に約1400万人だったゴルファーが700万人にまで減少しました。そして2兆円強あったゴルフ産業は1・2兆円の規模にまで縮小しております。日本のゴルフの現状を改めて申し上げれば、ゴルフ場数は2200以上、ゴルフ練習場は約2800を保有する世界有数のゴルフ大国でありながら、今ではゴルファーの高齢化が叫ばれ、新たなゴルファーの創出する取り組みが必要な状況です。PGAは様々なトライアルをしてきましたがPGA単独ではこれを解決していくことができませんでした。
AIを利用した遠隔レッスンはドコモさんがパートナーでなければ出てこなかったアイデア。これから一つずつ具体化をしていきゴルフ界の活性化につなげていきたいと考えています。