第51回内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞の授章式典が、12月20日(木)東京のホテルニューオータニにて行われた。文部科学大臣顕彰には陳清波(87)がプロスポーツ界への多大なる功績と貢献に対し表彰された。プロゴルフ部門では、中山徹(72)が功労賞に、また新人賞には、今年のプロテストにトップ合格を果たした佐藤太地(23)が選ばれた。

島村会長

日本プロスポーツ大賞は、公益財団法人日本スポーツ協会が主催する、その年のプロスポーツ界で優れた成績を収めた個人または団体ならびに、各スポーツ分野の発展に尽力した功労者を表彰するものであり、今年で51回目の表彰式を迎えた。大賞受賞者には、その栄誉を称え内閣総理大臣杯が授与される。プロゴルフ界では、過去に岡本綾子(87年)、尾崎将司(96年)、石川遼(08、09年)の3名が大賞に輝いている他、殊勲賞に輝いているPGA会員の歴代受賞者も多くいる。

日本プロスポーツ協会の島村宜伸会長による冒頭の挨拶では「本年のスポーツ界は数多くの話題で盛り上がり、様々な分野で輝かしい活躍が見られた1年だった。」と今年のスポーツ界の活躍や功績を振り返った。




スポーツ功労者文部科学大臣顕彰では、長年にわたりゴルフ界に貢献した陳清波会員が選ばれた。

陳会員は1931年台湾生まれ、1959年に東京GC(埼玉県)の所属プロとなって活動の場を日本に移し、同年の日本オープンで初優勝を飾ったのを皮切りに、流れるようなスイングで数多くのタイトルを獲得。また自身のゴルフ理論をまとめた「近代ゴルフ」(1960年発行)は多くのゴルファーのバイブルとなり、「ダウンブロー」という言葉を日本に浸透させた。ワールドカップに台湾代表として出場すること11回、マスターズには1963年から6年連続で出場している。
1978年に台湾から日本に帰化したが、陳氏を慕って日本に渡った選手も多く、日本と台湾のゴルフ会の架け橋としても非常に大きな役割を果たした。2015年には日本プロゴルフ殿堂入りも果たしている。
「台湾でゴルフに出会って日本でものすごく勉強したくさん吸収させてもらい、アメリカにも渡った。日本に来て70年近く。今は本当にゴルフをして良かったと思うし、ゴルフに感謝している。」と感慨深げに語った。





中山徹
中山徹【拡大写真】


男子プロゴルフ部門の功労賞には、中山徹が受賞。
1977年5月入会。シニアツアー2勝、1997年には賞金王に輝いた。2009年から9年間に渡り、理事として会の運営に携わる。2009年から2011年までの3年間に副会長、事業企画委員長として新規事業の開拓、運営に尽力し、日本プロゴルフ界の発展に大きく寄与した。

「大変大きな賞をいただき、大変記念になる。大変嬉しく名誉なこと。だけどこういった賞をもらうのは照れ臭いね。」と笑顔で授章を喜んだ。





佐藤大地佐藤太地【拡大写真】


そして男子プロゴルフ部門の新人賞は、今年9月に行われた最終プロテストに初受験でトップ合格し、12月にPGAメンバー入りした佐藤太地が選ばれた。
佐藤会員はジュニア時代から頭角を現し、2014年にはナショナルチームに選出。名門東北福祉大学でも活躍し、本年プロテスト初受験でトップ合格し、今後世界での活躍が期待される。
「まさかこんな大きな賞をいただけるなんて思っていなかったので、この授章はとても嬉しいです。この賞をいただいたからには、今後たくさん練習して結果を残していけるよう頑張りたい。」と目標を口にした。





今年の大賞には、アメリカンリーグ新人賞に輝いた、ロサンゼルス・エンゼルス 大谷翔平選が選ばれた。
安倍晋三首相から記念の賞状とトロフィーを手渡された大谷選手は、受賞のスピーチで「キャンプで結果が出ない時もケガの時もあったが、周囲の支えで1年間野球を楽しむことが出来た。2016年にもこの賞をいただいたが、何度でも受賞できるように頑張る。」と、さらなる飛躍を誓った。