PGAでは、ジャパンゴルフツアー(JGT)賞金ランキングによるシード権を獲得した選手、また顕著な実績を持つ選手に対し、一定の条件の下でPGAへ入会できる特別制度を設けています。本年度、この制度を適用した浅地洋佑(25歳)、大槻智春(28歳)、木下稜介(27歳)、
竹安俊也(26歳)、比嘉一貴(23歳)の5名が、入会セミナーを受講し、倉本会長、役員との面談を経て、2019年1月1日付でPGAトーナメントプレーヤー会員として入会することになりました。

今年の特別制度での入会希望者は、日本ゴルフツアーの来季シード権を獲得した今季賞金ランキング65位までの5名となった。5名は11、12日の2日間、入会セミナー受講を終えて、2019年1月1日付でPGAトーナメントプレーヤー会員として入会することになる。
尚、比嘉選手は本年の最終プロテストにも合格しているため、特別制度での入会希望者と同じく、セミナーは2日間での受講が認められた。

PGA新メンバー 大槻智春(右)

 賞金ランキング40位で終えた大槻智春は、今月末のアジアンツアーQTに挑戦する。「プロゴルファーとして、世界ランキングをあげたいんです」とはっきり目標を口にした。来年はアジアでの経験を積み、再来年はヨーロピアンツアーへの挑戦を希望している。その夢のためにも、PGAライセンスは絶対に必要だった。


 今シーズンを振り返った大槻は「初めてのことばかりだったので、ペース配分は大変でしたけど、ツアー初年度としては、よかったと思います」。

 今季のトータルドライビング(ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率をポイント換算した順位)が3位と好成績だったこともあり、「このいい流れの中で、アジアQTが楽しみです」と大槻は休むことなく、年末年始も戦いが続く。


 そして「来年は日本の最終戦JTカップに出場できるように、絶対にランキングをあげます」。具体的な目標に向かって、大槻は歩みだす。


PGA新メンバー 木下稜介

 木下稜介は「時間がかかりましたが、これでやっとスタートラインに立てました」と、笑顔をみせた。


 ツアープロ5年目で参戦した今年は賞金ランキング54位に入り、初シードを獲得した。シーズン中は最終日最終組で戦うことも含め、優勝のチャンスは何度かあった。「力みすぎましたね。ショートゲームも、もっと精度を上げないと」と課題も見える。


 来年の目標は、「ツアー2勝をマーク」することだという。今年の参戦を通じて、相性のいいコースや攻略もだいぶわかってきた。「洋芝のコースが得意なんです。だから、きちんと成績を残し、将来的には、海外で活躍したい」。


 
 高校の先輩には、片岡大育がいて、海外に挑戦している姿をずっと見ていた。PGA会員として、活躍の幅が増えることを楽しみにしているようだった。



 アジアンツアーでも活躍をみせていた竹安俊也は、今年の賞金ランキング49位でシーズンを終えた。「ツアー参戦2年目でしたが、自分のゴルフが思うようにできませんでした。日本オープンでは、最終日最終組という位置にいたのですが、緊張しましたね」と悔しさがこみ上げる。


 「年末には、アジアンツアーQTを受験します。アジアとヨーロッパが共催する大きな試合で成績を残して、夢はヨーロピアンツアーで戦いたい」と、明確な目標を持つ。


 竹安は東北福祉大ゴルフ部出身で、海外で活躍する松山英樹や谷原秀人、宮里優作といった偉大な先輩たちの示すプロの姿が常に目の前にある。「自分のゴルフパフォーマンスが70パーセントで維持できるようにすれば、必ずツアーの最終戦まで出場できます。そうして、結果をひとつでもふたつでも出すことです」。


 ツアー3年目の2019年は、竹安にとって耐えるシーズンを迎える。


PGA新メンバー 浅地洋祐(左)

 杉並学院高校時代からプロトーナメントで活躍し、注目を集めていた浅地洋祐。今シーズンの賞金ランキング56位という結果からは、色々な課題がみえてきたようだ。「ツアーを続けるには、やっぱり飛距離が足りなかったです。体力はありますが、筋力をもう少しつけないと、シーズン最終戦まで残れないですね」と振り返った。


 「開幕戦までの数ヶ月までは、しっかりトレーニングします。筋力アップは、すぐ得られるわけではないので・・・将来シニアツアーでも活躍できるように、あと25年間努力続けないと!」。浅地は50歳までレギュラーツアーのシード選手が当面の目標で、その先はシニアツアーに参戦という将来を描いていたのだった。


 「技術面や精神面において、先輩プロの考え方や経験は、とても興味あるところです。特に片山(晋呉)さんからは、たくさんプラスの学びを得ています。また谷口さん、藤田さん、手嶋さんは、レギュラーツアーだけでなく、これからシニア選手としても、プロの魅力があります」といった。シニア入りしてからも、プロトーナメントという楽しみがあるのがPGA。これからは、プロゴルファー浅地にとって、長いトレーニングが続いていくだろう。




それぞれの新たな出発点としての抱負は、限りない夢への第一歩となるに違いない。






<特別制度による過去の主なPGA入会者>


星野 陸也(17年) ・  堀川 未来夢(17年) ・  大堀 裕次郎(16年) ・ S・K・ホ(16年) ・  今平 周吾(15年) ・ プラヤド・マークセン(15年) ・ 市原 弘大(14年) ・ 重永亜斗夢(14年) ・ 小平  智(13年) ・ 松山 英樹(13年) ・ 川村 昌弘(12年) ・ 永野竜太郎(12年) ・ 藤本 佳則(12年) ・ 宮里 優作(11年) ・ 諸藤 将次(11年) ・ 薗田 峻輔(10年) ・ 池田 勇太(08年) ・ 石川 遼(08年) ・ 甲斐慎太郎(08年) ・ 近藤 共弘(06年) ・ ドンファン(06年) ・ 松村 道央(08年) ・ 矢野 東(03年)