PGAティーチングプロB級講習会受講者を対象にしたPGA入会セミナーが、10日、東京にある世界貿易センタービルで行われた。約1年半PGAゴルフ論を学び、座学や実技のテストをクリアした新入会者73名が、2019年1月1日付けで認定される。この日は、朝から数科目の講義とガイダンスを終え、ティーチングプロB級認定書および会員証の授与式が行われた。

ティーチングプロB級講習会は、昨年11月から1学期が始まり、前期4学期、後期2学期の計6学期(25日間)に渡る受講が必要となる。まずはPGAの指導マニュアルでもある「基本ゴルフ教本」のゴルフ論習得が大きな目標で、その後はスクール実習など数々の厳しい検定が行われる。その全てに合格した受講生だけが、PGAティーチングプロ会員として認定される。


入会セミナーでは、これからPGAという看板を背負って、社会に進出する受講生に対し「暴力団との関係遮断」という講義や、ゴルフ法学、ゴルファー保険に関する講義、そしてゴルフパートナーによるリクルートガイダンスなどが用意された。また、最後の時間は、井上建夫副会長による授与式も行われ、一人一人に認定書が手渡された。

PGA入会セミナー

井上副会長は「交通ルールを遵守することが当然のように、みなさんもPGA会員として、ゴルフ規則最初に記載してあるエチケットの理解と行動が、PGA会員のみなさんには必要なことだと思います。ようやくティーチングプロ会員のライセンスを手にしたみなさんにとって、2019年は新しい年になります。これからも活躍と飛躍を願っています」と、エールを送り、今後の活躍に期待を込めた。


2019年、PGAティーチングプロB級73名が、ゴルフの伝道師として、新しいスタートを切る。




◆ 新ティーチングプロB級会員 入会の声 ◆

PGA新メンバー

◇ 土屋 彰 (フリー・34歳) ◇
※検定やレポート等の得点が総合的に優秀な今期の受講生


 高校3年のときに、練習場でレッスンしていただいたプロの方に「ゴルフの道を目指してみれば」と声をかけられてから、大学ゴルフ部に入部し、本格的に始めました。競技に参加するようになると、全国レベルでもトップ8に入ったりと実力がついてきたので、QTやミニツアー、地方のオープン競技にも挑戦していました。傍ら、ゴルフ場でキャディの仕事もしていましたが、お客さんにスイングのアドバイスをすると、喜んでもらえることが嬉しくて。レッスンする仕事を、資格として獲得できたら、お客さんも安心して喜んでもらえると思ったからです。


 講習会では、スクール形式での検定が、少し苦労しました。説明中にも関わらず、時間で区切られたり、接客用の表情をしなければならないことなど、慣れないこともあったからかなと思います。全体的には、PGAのレッスン理論は、想像していたよりもシンプルで、私の考え方になじみやすかったと感じています。


 講義を通じて「レッスン」というものがわかってきました。今後は、講習会で得た発見や知識を生かして、レッスン活動を続けていきたい。みなさんに、ゴルフを楽しんでもらえるためのレッスンを目指します。




◇ 川合 典孝 (川合ゴルフスクール・38歳) ◇

 

 好奇心が旺盛、スポーツが大好きという性分で、中学時代にテニスとゴルフを始めたのですが、ゴルフは年齢関係なく、父が練習場をやっていたことも影響し、ゴルフに強く魅了されました。負けず嫌いなので、ジュニアの試合などに積極的に参加。高校卒業後は、練習場に就職。試合に出たり、レッスンなどでゴルフの活動を続けていました。


 ゴルフを続けている一方で、試合に出られなくなったらという不安も感じるようになりました。それなら、ゴルフファンなら誰でもわかる「PGA」の会員として、自分の知識や経験を生かしたレッスンができればいいと思い、今回の受講に至ったのです。


 講習会では、鈴木タケル専門指導員から、多くのことを教わりました。丁寧に言葉を選びながら教育していただいたのですが、特に「生徒さんにいつゴルフを見られてもいいように、いいゴルフのスタイル、フォームを作っておいたほうがいい」と話された言葉が、とても印象的でした。鈴木先生の講義は、わかりやすく、レッスンでも使える言葉が多かったので、実践に役に立ちました。


 父がA級ティーチングプロ会員(川合憲次)ということで、現在父のインドアスクールで働かせてもらっています。親子でレッスンの仕事に従事できることは嬉しいことです。これからは、PGAの教えを発展させて、多角的なゴルフを伝えていきたい。そしてティーチングプロアワード表彰を目指したりと、まだまだゴルフに挑戦し続けます。





PGA新メンバー


◇ 花牟礼 三朗 (フリー・63歳) ◇

 ゴルフ歴は長く、かれこれ50年近くになります。クラブハンデは5までいきましたが、努力を続けているわりには、なかなか上達しなくて。高校ではゴルフ部に在籍していました。当時の選手には、今のシニアツアーで活躍するプロの方もいらっしゃいました。


 大学では歯学部に入り、その後は歯科医院を開業。一方で、大好きなゴルフは仲間と楽しんだり、県アマやパブ選といった競技にも参加しながら、34年もの間、歯科医として過ごしていました。


 3年前のこと。練習場でクラブを振っていたら、突然気づいたことがありまして。それは、上達を目指す上では、スイング論に欠かせない「ある」ことで。実践してみると、スイングが易しくなったんですね。それは、青天の霹靂の出来事で、その発見をいろんな人に伝えたいという衝動にかられて、ティーチングプロの受験を目指すことにしたのです。歯科医以上に続けていたゴルフのとりこになりました。


 受講内容には、新しい発見がたくさんありました。私はかれこれ50年以上、フェード系のボールしか打ったことが無く、初めてインテンショナルフックを打ちましたよ。フックの作動に関する理論が、私の新しい動きとなって入ってきました。受講してなかったら、フックを知らずにいたと思うと、ゴルフは深いです。


 2019年は、勝負の年。歯科医院は閉院しました。新しい職業、新しい仕事の始まりです。レッスン活動を始める準備は万全ですよ。私は、なかなか上達しないで悩んでいる人に、親身になったレッスンをしたい。私がティーチングプロを目指したきっかけの「気づき」を、レッスンで伝え、ゴルフを楽しんでもらえることが目標です。

PGA入会セミナー
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