日本プロゴルフ殿堂は23日、ゴルフフェアが開かれているパシフィコ横浜で顕彰セレモニーを行い、第6回殿堂入り顕彰者を表彰した。レジェンド部門からは、藤井義将(故人)、男子プレーヤー部門では、金井清一(77)、女子プレーヤー部門は、吉川なよ子(68)の3名が、大勢のギャラリーに祝福され殿堂入りを果たした。

日本プロゴルフ殿堂 レジェンド部門・藤井義将氏代理 御子息久隆氏【拡大写真】

 今年のプロゴルフ殿堂入り顕彰者は3名。レジェンド部門では、3年前に85歳で亡くなられた藤井義将氏が選出された。息子の久隆氏が代理で出席し、日本ゴルフツアー機構の青木功会長から表彰状と記念トロフィーが授与された。


 藤井氏はトーナメント中心で活躍するプロという、当時は新しいスタイルのゴルフを生み出した。九州を拠点に活動し、時代を切り開いた先駆者として、数々のタイトルを獲得している。

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 顕彰式に出席した久隆氏は「父の殿堂入りは、言葉に出せないほどの喜びです。かなりの恥ずかしがり屋でしたから、(父が生きていたとしても)本人は壇上にあがらず、やはり私が代理で出席していたことでしょう(笑)。厳しい父でしたが、ゴルフ以外の活動も評価されての受賞だったと思っております。私の『父』というより、『ゴルフの師匠』という関係ですから『おめでとうございます』と伝えたいです」と、笑顔で父親の功績を称えた。







 男子プレーヤー部門では、サラリーマンからプロゴルファーに転身し、独学でゴルフを覚え、31歳のときに日本プロで初優勝を飾っている金井清一氏が殿堂入りとなった。レギュラーツアー12勝、シニアツアー17勝と大きな活躍をみせ、シニアツアーでは1993年からの4連続を含む歴代最多となる5度の賞金王に輝いている。








 金井氏は壇上にあがり元気な姿を会場にみせると、両手を大きく広げて「ありがとう」と、会場に集まったギャラリーに感謝を示した。かつての盟友である青木会長と向きあうと、金井は感極まって一気に涙が溢れ出た。金井は青木会長に抱きかかえられた。旧知の2人の間に流れる、変わらない友情を確認し合っていたようだった。


 「こんな賞を頂けるなんて本当に嬉しい。ただゴルフひと筋でしたから。日々若者が頑張っていると思うし、若者が活躍する環境をつくることはとても大事なこと。活力を与えてくれている気がしますからね。みなさん、ほんとうにありがとう」と、今回の殿堂入りに感謝を示した。


日本プロゴルフ殿堂 女子プレーヤー部門・吉川なよ子 【拡大写真】

 また、女子プレーヤー部門では、吉川なよ子氏が授賞。19歳でキャディーの仕事を通じてゴルフと出会い、23歳でプロテストに合格した。安定したゴルフで頭角を現し、米女子ツアーにも挑戦した。1988年には賞金女王のタイトルを獲得。1995年の再春館レディースで、通算29勝目を挙げ、永久シード権に王手をかけたが、甲状腺の病に見舞われるなど惜しくもあと1勝に届かなかったが、現在はブラインドゴルファーへのゴルフ普及やジュニアゴルファーの育成など、多岐にわたりゴルフ界への貢献をしている。




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 吉川氏は「ゴルフに恋をして45年。自分にとって、プロゴルフ殿堂は別世界のことと思っていたのですが、まさかこんなに感動するとは思っていませんでした。こういう方々と一緒に授章できて、ほんとうに嬉しいです。今日が最高の30勝目となりました」と、はにかんだ笑顔を見せた。現役を辞めてから目が悪いときもあった吉川氏は、ブラインドゴルフの指導をずっと続けている。顕彰式典には、教え子のブラインドゴルファーが駆けつけ、お祝いの黄色い花束を贈呈された。「自分にも貢献できることはないかと思って」と始めたブラインドゴルフレッスンは、たくさんの花が咲いてきた。






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