第50回内閣総理大臣杯 日本プロスポーツ大賞の授章式典が、20日(水)東京のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた。文部科学大臣顕彰には中嶋常幸(63)がプロスポーツ界への多大なる功績と貢献に対し表彰された。プロゴルフ部門では、坂井初敏(66)が功労賞に、また新人賞には、今年のプロテストに初受験でトップ合格を果たした石徳俊樹(23)が選ばれた。

日本プロスポーツ大賞

日本プロスポーツ大賞は、公益財団法人日本スポーツ協会が主催する、その年のプロスポーツ界で優れた成績を収めた個人または団体ならびに、各スポーツ分野の発展に尽力した功労者を表彰するものであり、今年で50回目の表彰式を迎えた。大賞受賞者には、その栄誉を称え内閣総理大臣杯が授与される。プロゴルフ界では、過去に岡本綾子(87年)、尾崎将司(96年)、石川遼(08、09年)の3名が大賞に輝いている他、殊勲賞に輝いているPGA会員の歴代受賞者も多くいる。







スポーツ功労者文部科学大臣顕彰では、「トミー」の愛称で多くのゴルフファンに親しまれるプロゴルファー生活42年となる永久シードプレーヤー中嶋常幸会員が選ばれた。

中嶋会員は、1973年に18歳(当時最年少)で日本アマを制し、75年に21歳でプロ入り、22年の77年に戦後最年少で日本プロ制覇。82年に初の賞金王を獲得し、80年代には青木功、尾崎将司と「AON」と称されるゴルフ全盛時代を築くなど、日本プロゴルフ界の発展に多大な功績を残した。アマを含めて日本タイトル7冠の獲得者でもある。








近年(2012年〜)はゴルフで世界を目指す10〜17歳のジュニアを対象に「ヒルズゴルフアカデミー」を主宰しジュニアゴルファーの発掘、育成にも力を注ぐ。アカデミー出身の代表プレーヤーに今年の日本女子オープン2連覇を達成した畑岡奈紗がおり、この畑岡も本日の日本プロスポーツ大賞の新人賞を授章している。指導者としても素晴らしい実績を残し、今後もゴルフ界へのさらなる発展への寄与が期待される。

「1976年にこの日本プロスポーツ大賞の新人賞を授章し、まさか41年経ってこのような立派な賞を頂けるとは思ってもみませんでした。ジュニアも育成して教え子の畑岡奈紗が日本女子オープン2連覇したことも評価して頂けたものと思いますし、益々頑張らないといけないと思いました。教え子と同時にぴったり同じ年に一緒に授章できるなんて、こんなに嬉しいことは無いと思います。」と自身のアカデミーの教え子ともどもの授章を喜びとともにかみしめていた。

「この40年間あまり、多くのサポートを皆様から頂き、関係者、ファンの支えがあってここまで来れたと思いますし、家族にも感謝したいと思います。これからもスポーツやゴルフの普及、発展に尽力していきたいし、これからも皆さんとともにスポーツを盛り上げていきたいと思います。ありがとうございました。」と感謝の気持ちとともに授章の喜びを語った。





坂井初敏
坂井初敏【拡大写真】


男子プロゴルフ部門の功労賞には、坂井初敏理事が受賞。
1978年8月入会。2003年から15年間にわたり理事として会の運営に携り現在に至る。2012年から現在まで6年間副会長、事業企画委員長として新規事業の開拓、運営。ジュニア委員長としてジュニアゴルファー発掘、育成に尽力し日本プロゴルフ界の発展に大きく寄与した。


今まで長くプロゴルフの普及と発展のためにやってきて、それが今回こうして認められたことをとても喜ばしく思います。微力ながらこれからも自分の体の続く限り、そのお手伝いをしていきたいと思います。」と気持ちを新たに授章を喜んでいた。






石徳俊樹と畑岡奈紗石徳俊樹と畑岡奈紗【拡大写真】


そして男子プロゴルフ部門の新人賞は、今年9月に行われた最終プロテストに初受験でトップ合格し、12月15日付けでPGAメンバー入りした石徳俊樹会員が選ばれた。

石徳会員は8歳からゴルフを始め、2015〜16とナショナルチームに在籍。2015年中四国オープン優勝。日本アマチュア選手権3位の成績を残す。本年プロテスト初受験でトップ合格を果たし、来年千葉で開催される日本プロゴルフ選手権への出場権も獲得している。

「この新人賞というのは生涯で1回だけの賞ですし、この授章はとても嬉しいです。この賞は自信にもなるし、この賞に負けないように今後プロとして結果も残していきたい。」と
思いがけない大きな授章に感激ひとしおの様子だった。

「明日からは早速、新人戦があるのでそこでも勝ちたいと思っているし、せっかくのチャンスなので、自分の評価をもっと上げられるようにしたい。この授章も良いきっかけにしていきたいですし、またこの授賞式に呼ばれるような選手になりたいと思います。」と意気込みを語った。