雨の日のラウンドで注意しなければならないのは、全体的に飛距離が落ちてしまうということです。今回は、雨で飛距離がどれくらい落ちるのか、ということについて説明したいと思います。まず雨の日のコースコンディションを思い出してみてください。芝が雨で濡れ軟らかくなっているため、球は沈みがちとなってしまいます。その状態で球を打っても球は上がりにくくなりますからキャリーは当然少なくなります。さらに球が着地してからのランも少なくなるので、こうしたことを考えると全体的に2から3番手は距離が落ちると思ってもらっていいと思います。またクラブによってもその飛距離は変わってきます。

ショートアイアンの場合では、クラブの溝に水がたまり打った球がドロップして飛んでしまい、思ったほど距離が落ちないということがあります。またこれとは反対にミドルアイアンのようにロフトの立ったアイアンでは、同じくクラブの溝に水がたまると今度は十分なスピン量が得られず、球が上がらずに極端にキャリーが減ってしまう場合もあります。このように単純に雨だからといって全てのクラブが均一に飛距離が落ちていくのではなく、各番手によって受ける影響は異なるということを認識してください。雨が降ると飛距離が落ち、全てがマイナスのイメージを持ってしまうかも知れませんが、メリットがないわけではありません。雨の日のゴルフでは、OBやハザードの方向に球が行ってしまっても、芝が濡れていて下が柔らかいので思った以上に転がらず、トラブルを回避することができます。このように、雨が降るとゴルフの内容が一変します。冷静な判断のもとプレーしましょう。